研修会にて(2)

今回の研修会の最後に話したことです。                         

これは、行政書士試験に何度も受けながらも、

あきらめなかった私の支えとなった出来事でした。

行政書士になることを、あきらめなくて良かった。

その思いから、今回の研修会で、皆さんにお話しました。

 

・・・

 

私が障がい者家族として、必ず、実行していることがあります。          

子供たちと同じ・・・

必ず、一番に障がいをもつ家族がいることを話すことです。

はっとする人もいます。

同情してくれる人もいます。

励ましてくれる人もいます。

それはそれでありがたいけれど、話したこちらが恐縮したり、辛くなることもあります。

 

 

ある日のことでした。

 

初めて出会ったその人に、いつものように、障がいのある息子の話をしました。

その人は、近所に障がい者施設があり、彼らが一生懸命働いていること。

知り合いに障がい者のいる家族がいて、その子の成長が楽しみなこと。

たいした内容ではないのですが、にこにこ笑って話すその横顔に、

いつもと違う印象を受けました。

決して、緊張した空気は流れず、日常会話の一つとして、言葉が流れていました。

 

全然特別なことじゃないよ・・・

 

私には、そう聞こえました。

肩の力がほんの少し抜けました。

 

 

その後、その人が行政書士であることを知りました。

行政書士がとてもすばらしい仕事に思えました。

私は、その人と同じ「行政書士」になりたいと思いました。

 

 

私は、行政書士であると同時に、一障がい者家族です。

ひとりでも多く、こうした思いに溢れた行政書士の先生が

増えて下さることを心から願っています。

 

・・・

 

 

この研修会の帰り道、駅に向かうところでした。

参加者の一人の方に声をかけられました。

若い行政書士さんでした。

 

最後の部分に感動したこと…

自分もそんな行政書士になって、

皆さんに関わっていきたいと思いました。

 

そんな風に話してくれました。

気持ちを分かってくれた人がいてよかった。

話してよかったと思いました。

 

行政書士は、街の小さな法律家です。

たとえば、交番のお巡りさんとか、診療所のお医者さん

こんなイメージでしょうか?

ちょっと困ったなぁと思った時に、

気楽にドアをノックできる場所です。

すぐに解決できることもあれば、時間がかかることもあります。

他に専門家がいたら紹介もしてくれます。                 

 

法律は、弱者の味方だと思っていたけれど、               

本当は、法律を知っている人の味方でした。                   

だからこそ、

行政書士さんとお知り合いになってほしいと思っています。

できれば、私が初めて出会った行政書士さんのような方に…